本田技研工業株式会社
Hondaの人材多様性
Hondaは基本理念である「人間尊重」に基づき、人種・国籍・文化・年齢・性別・性自認・性的指向・経歴・教育・障がいの有無などの属性に関わらず等しく機会を有し、異なる個性・持ち味を尊重し合い、存分に発揮することで企業としての総合力を高めることを目指しています。個々の違いをぶつけ合うコミュニケーションから真の信頼関係や新しい発想が生まれ、イノベーションへと繋がっていきます。そのためHondaの人材多様性は、少数派だけに対する支援ではなく全従業員に関わることと捉えています。
2015年より日本Hondaの課題である女性活躍拡大からスタートし、Hondaの人材多様性の進化については、全従業員に関わることという考え方をベースに2018年からは、取り組みを拡大してきました。女性活躍拡大はキャリア形成支援を継続し、風土・働き方改革も取り組みを加速さると共に、新たにダイバーシティマネジメント、ベテラン層の活躍機会の拡大、LGBTに関する取り組みを展開しています。
LGBTに関する取り組みの考え方
HondaにおけるLGBTに関する取り組みは、性自認や性的指向による差別をなくし、人材多様性の進化を実現することを目的に、誰もが自分らしく仕事ができる風土づくりを推進しています。
性自認・性的指向・価値観などの多様性を尊重し、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮できる環境づくりに向けて積極的に取り組んでいます。全従業員が性の多様性を理解し、受容する風土の醸成、及び人事制度上の取り扱いの差をなくし、誰もが等しく働きやすく、働きがいを感じられる環境を整備しています。
HondaのLGBTに関する取り組み内容
【意識・風土醸成】
- 「経営層を対象としたLGBTセミナー」、「総務・人事部門LGBT勉強会」の開催。
- 「LGBT基礎知識E-ラーニング」を全管理職に実施。
- LGBT啓発に向けた社内広報誌の発行。
【制度・環境整備】
- 人事/福利厚生制度(慶弔金・休暇・社宅等)を配偶者と同様の関係にある同姓パートナーへも適用。
- LGBT相談窓口(専用電話・メール)を社内に設置。
- 多目的トイレ、個別更衣室の設置。
2020年11月11日、任意団体「work with Pride(以下、wwP)」が定めた日本の職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、初めて最高ランクのゴールドを受賞しました。
今後は全従業員を対象に更なる理解の促進と、アライ活動による支援の輪の見える化を展開していきます。
URL: https://www.honda.co.jp/diversity/